よく説明の中で、名詞とか形容詞とか動詞とか言われるけど、そもそも名詞ってなに?って感じ。
そこからよくわかってないから、説明を受けてもいまいち理解できないんだよなぁ。
その悩み、あるあるです。
意外とわかんなかったりしますよね。
今日は改めて名詞や形容詞(これらを総称して品詞)について説明していきましょう。
品詞とは
英語の品詞とは、その単語が持つ性質です。
英語はその単語がどの品詞に分類されるかで、文章のどこに置けるのかが決まってきます。
品詞とは、形の違うパズルのピースだと思ってください。そしてその形は約9つあります。
品詞 | 説明 | 例 |
名詞 | 人や場所、物や概念を指す単語 | “dog”(犬)、”house”(家)、”book”(本)、”happiness”(幸福) |
冠詞 | 名詞を修飾する単語 | “a/an” , “the” , “my”, “your” |
代名詞 | 名詞の代わりをする単語 | “I”(私)、”you”(あなた)、”he”(彼)、”she”(彼女)、”it”(それ) |
動詞 | 行動や存在の状態を表す単語 | “run”(走る)、”eat”(食べる)、”be”(である)、”have”(持つ) |
助動詞 | 動詞を補う言葉 | |
形容詞 | 名詞や代名詞を修飾する単語 | “happy”(幸せな)、”red”(赤い)、”big”(大きい)、”good”(良い) |
副詞 | 動詞や形容詞や他の副詞を修飾 | “quickly”(速く)、”slowly”(ゆっくりと)、”carefully”(注意深く)、 |
前置詞 | 名詞や代名詞と文中の他の単語の関係を表す単語 | “in”(中に)、”on”(上に)、”at”(~に)、”to”(~へ)、”from”(~から)、”with”(~と一緒に) |
接続詞 | 文や文章を結合する単語 | “and”(そして)、”or”(または)、”but”(しかし)、”so”(そのため)、”because”(なぜなら)、”though” |
色分けしてみました。よくよく見ると、ある程度おける場所が決まっているのがわかりますね。

それでは、それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
名詞
名詞とは、人、場所、物、あるいは思想、モノを表す名前すべてだと思ってください。
“book”(本)、”desk”(机)、”dog”(犬)、”hospital”(病院)、”happiness”(幸福)、”Tokyo”(東京)などが名詞の例です。
英語では、名詞の前に冠詞(”the”、”a”、”an” のような)や所有格形容詞(”my”、”your”、”their” のような)が付けられることが多いです。
冠詞
冠詞は、名詞を特定、名詞の数を表すという2つの働きがあります。
英語の冠詞は”a/an”と”the”の2つです。
“a” と “an” は、名詞を修飾する冠詞です。
“a” は、子音で始まる名詞の前に、”an” は、母音で始まる名詞の前に使われます。
例えば、”a cat”(猫)や “an apple”(リンゴ)のように使われます。
“the” は、特定された名詞を指す冠詞です。
例えば、”the cat”(その猫)や “the book”(その本)のように使われます。
代名詞
代名詞とは、名詞の代わりをする単語です。
代名詞を図に表すと以下のようになります。

英語は繰り返し言うのを嫌います。
代名詞があることで、文章がよりシンプルになります。以下の例文を見てください。
Mr.Brown is my teacher. Mr. Brown is very kind and I love Mr. Brown.
代名詞を使うと以下のようになります。
Mr. Brown is my teacher. He is very kind and I love him.
動詞
動詞とは、動作や状態を表す言葉のことです。
動詞は、主語がどのような動作をするか、あるいはどのような状態にあるかを表します。
助動詞
助動詞とは、動詞に特定の意味を加えることができる単語です。
英語には、約6つの助動詞があります。
助動詞 | 例文 | 意味 |
“can”/ could(できる) | I can swim. | 泳ぐことができるという能力 |
“may” /might (~してもよい・かもしれない) | I might go to the movie tonight. | 行くかもしれないという推量 |
“will” /would (するだろう) | “I will finish my homework | 終わらせるだろうという意思 |
“shall”/ should(するべきである) | You should study for your exams. | すべきという推奨 |
“must”(しなければならない) | You must sleep early. | 寝なければならないという圧力 |
これらの助動詞が、動詞に特定の意味を加えているのがわかるね。
形容詞
形容詞とは、名詞や代名詞を修飾する言葉です、
“happy”(幸せな)、”beautiful”(美しい)、”expensive”(高価な)などが形容詞の例です。
形容詞は、名詞や代名詞の前に置かれます。
“a happy cat”(幸せな猫)、”the beautiful flowers”(美しい花)、”my expensive car”(私の高価な車)のように使われます。
副詞
副詞とは、名詞以外のすべてを修飾できる言葉です。
副詞は、様々な意味を表すことができます。例えば以下のようなものがあります。
- 時間を表す副詞:”now,” “then,” “already,” “still,” “soon,” “today,” “tomorrow,” “yesterday,” “ago”
- 場所を表す副詞:”here,” “there,” “everywhere,” “somewhere,” “anywhere,” “nowhere”
- 方向を表す副詞:”up,” “down,” “inside,” “outside,” “away,” “towards”
- 程度を表す
- 程度を表す副詞:”very,” “quite,” “really,” “totally,” “completely,” “utterly,” “fully,” “almost,” “nearly,” “slightly,” “somewhat”
前置詞
前置詞とは、名詞や代名詞を修飾する言葉です。
前置詞は、名詞や代名詞の前に置かれます。
英語には、様々な前置詞があります。代表的なものを並べると以下のようになります。
- 場所を表す前置詞:”in,” “on,” “at,” “by,” “near,” “over,” “under,” “behind,” “between,” “inside,” “outside,” “around,” “through,” “toward,” “into,” “onto,” “upon”
- 方向を表す前置詞:”to,” “from,” “up,” “down,” “out,” “away,” “off,” “toward”
- 時間を表す前置詞:”at,” “on,” “in,” “during,” “before,” “after,” “since,” “until,” “for,” “ago,” “by,” “within,” “through,” “till,” “toward,” “past,” “during,” “over”
接続詞
接続詞とは、文や単語を繋ぐ言葉です。
英語には、様々な接続詞があります。まとめると以下のようになります。
- 追加を表す接続詞:”and,” “or,” “nor,” “but,” “yet,” “so”
- 対比を表す接続詞:”but,” “yet,” “although,” “though,” “while,” “whereas,” “despite,” “in spite of”
- 原因を表す接続詞:”because,” “since,” “as,” “so”
- 目的を表す接続詞:”so that,” “in order that”
まとめ
英語は配置の言語です。文章を作る際、どの品詞がどこにおけるのかがある程度決まっています。
つまり、品詞を覚えると、英作文づくりが楽になります。
意味とともに品詞も覚えるクセをつけましょう。