アオパパ先生は留学先をオーストラリアに決めたんですよね。その理由はわかったんですけど、大学を決める基準はなんだったんですか?
世界には数多くの大学があってTESOLを学ぶとなると、大学院を探すのは結構大変でした。
なのである程度自分の中で基準を決めました。
今回はその基準のお話をしますね。
何を学びたいのか
大学院留学を目指す際、まず初めに専攻選びという壁が立ちはだかります。
大学院に行ってキャリアアップをしたいのか、キャリアチェンジをしたいのか。
自分の興味のあるものとはなんなのか。
まずそこから精査していく必要があります。
私は社会人経験があったので正直ビジネス関係にも興味がありました。
大学時代は国際関係論をやっていたので、そういう分野をもう一度勉強したいという思いもありました。
ただ、今後のキャリアを考えた際に自分にマッチするのは教育学だと思い、最終的にそれを軸に大学選びをしました。
そのコースで何を学べるのか
私の場合はTESOL(英語教授法)が学びたかったので、それをキーワードに大学を探しましたが、同じTESOLでも大学によって学べる科目に若干の違いがあることを発見しました。
例えばオーストラリアのマッコーリ大学のTESOLは“Master of Applied Linguistics and TESOL”というコース名で、TESOLが応用言語学にぶら下がってます。
一方、同じくオーストラリアにあるウーロンゴン大学のTESOLは“Master of Education (TESOL)”というコース名になっており、TESOLが教育学にぶら下がってます。
実際開講されている科目を見てみても少し違います。
また、マッコーリ大学は開講されている31科目から64単位選択するのに対し、ウーロンゴン大学は開講されている15科目の中から72単位分を選択します。
このようにして同じTESOLだったとしても大学によって違いがあります。
まず学びたいコースが開講されているかわかったら、どんな科目があるのかまでしっかり確認することをお勧めします。
世界ランキングは気にすべきか
これは意見の分かれるところではあると思いますが、私はそこまで気にしませんでした。
仮に、大学院に行ってMBAを学んでそれを活かしてばりばりキャリアアップしてやるぜ!ということになるのであれば、世界的に有名なアメリカの大学やイギリスの大学に行ったほうが箔も付きますし、何より世界トップの人たちの人脈を築けるので、それを基準に大学院を選ぶというのは賢いやり方だと思います。
ただ、注意が必要なのが、ランキングが高い大学に行ったからと言って、自分が満足する授業を受けられるかというと、それは全く別の話という点です。
理由としては、この世界ランキングというのは授業の質を評価してランキングをつけているのではなく、評判や論文の引用数など様々な要因によって決定されているからです。
また、とてもレベルの高い授業を展開していたとしても、そのレベルに自分が到達していなければ理解できずに終わってしまうという可能性もあります。
以上のことから私は、世界ランキングはあくまで参考程度にして、それよりも自分に見合ったレベルの大学を優先しました。
自分のお財布事情と相談する
学費はたとえ同じ国だったとしても、大学によってかなり幅があります。
また、1年のコースなのか1.5年なのか2年なのかによってもトータルでかかる学費は違ってきます。
例えばウーロンゴン大学は1.5年のコースで$35,424(90円換算で320万程度)ですが、世界ランキング上位常連のメルボルン大学でTESOLを学ぼうと思うと、2年間のコースで約$66,800(90円換算で600万程度)かかります。
同じTESOLでも大学によってこんなにも違いがあるんです。
更に言うと、もし大学院入学までに必要な英語力を身に着けられなければ大学の付属校で英語コースを取らなければならないケースがあります。
その場合は英語コースの学費がどれくらいかかるのか、ということも考慮に入れなければなりません。
ただし、奨学金を使えばトータルの学費が安くなる可能性があります。
奨学金は国や財団がやっているものや、行く先の大学でやっているものがあります。
有名な大学ほど独自の奨学金が充実している傾向にあり、もしそれがもらえるのであればかなり安く学ぶことができるかもしれません。
ですので、学費を見て、高い!無理!と諦めてしまわずに、高いと思ったらそこの大学の奨学金情報が載っているページを参照してみてください。
入学難易度
入学難易度も大学によって違います。
求められるTOEFLやIELTSのスコアが違ったり、大学院入学の要件として、それと関連した学部を卒業していなければならなかったり、それに関連する職務に何年間就いていなければならなかったり、大学によってまちまちです。
名門大学院に行くにはそれ相応の準備が必要です。
自分の行きたい大学が見つかったら入学要件を確認し、計画性を持って準備を進める必要があります。
入学するための要件は大学の各コースのHPに掲載されているのでそこをまず確認してみてください。
以上の観点から私は大学院を選びました。参考にしてみてください。