オーストラリアの大学院費用はどうやって捻出したんですか?
オーストラリアでアルバイトをしていました。そんな中で今日はオーストラリアでやった臨床試験ボランティア、いわゆる治験バイトの話をしようと思います。
- オーストラリアの治験事情が知りたい
- 実際に体験した人の話を聞きたい
- オーストラリアで治験をしようか迷っている
- 実際いくらくらいもらえるのか知りたい
- オーストラリアでは治験が盛んにおこなわれている。
- その中でも日本語対応の治験がある
- 報酬は内容による。2000ドルなど高額なものもある。
- 血を抜かれるのが苦手な人はやめておいた方がいい。
- 連続で参加することはできない。
- 自分の留学orワーホリプランと相談して決めた方がいい。
臨床研究ボランティア(治験)とは
臨床研究ボランティア(治験)とは、新しい薬や治療法の検証に用いられる医学的な研究のことです。
臨床試験は、新しい薬や治療法が安全かつ有効であることを確認するために行われます。
この研究は、疾患の治療に役立つ最先端技術を開発するために不可欠です。
治験バイトはそのような、まだ承認を受けていない薬や治療法を受ける、ということです。
オーストラリアの治験事情
オーストラリアでは盛んに治験が行われています。
実際に、政府の公式ホームページでも、オーストラリアで臨床研究を行うべき理由をつづっています。
Googleで”clinical trial in Australia”と調べると、報酬を払ってくれる企業を簡単に見つけることができます。
その中でも私がおすすめするのは、サイエンチア・クリニカル・リサーチです。
理由は簡単、日本語に対応しているからです。
ここからは、私が実際に治験を受けるまでの流れとその感想を書いていきます。
登録から参加までの流れ
候補者として登録
まずは、サイエンチア・クリニカル・リサーチのHPに行き、治験に興味がある旨を登録します。
その後、あちらから連絡があり本登録を行います。
その時点では、候補者として登録しただけであり、すぐに治験が開始されるわけではありません。
臨床研究ボランティアへ応募
臨床研究ボランティアの募集が開始された段階で、メールが届きます。
そのメールには臨床研究の内容についての詳細やスケジュール、報酬が記載されているので、それを確認し、希望の物であれば参加希望の旨を伝えます。
説明会および健康診断を受ける
参加を希望したからといって全ての治験に参加できるわけではありません。
その研究に適した候補者なのかどうかを判断するため、健康診断を受ける必要があります。
この健康診断は無料です。また、検査結果の数値なども聞いたら教えてくれます。
必要なものが記載されたメールが届くので、指定された日時と場所へ行き、健康診断を受けます。
健康診断に合格後、治験が開始される
健康診断が終わり、基準をクリアしていた場合、その旨のメールが届きます。
そして、実際に臨床研究ボランティアに参加するために再び病院へ行きます。
ここから先はどのような治験に参加するかによって動きは変わるかと思います。
私の場合は、3日入院しその後通院を繰り返すものだったので、3日分の入院に必要な着替えなどをもって病院へ行きました。
すべての工程を終了し報酬を受け取る
報酬を受け取れるのはすべての工程が終了してからです。
私の場合は入院+通院でしたので、すべて完了するまでに2か月ほどかかりました。
その時の報酬は$2,500でした。
実際に臨床研究ボランティア(治験)に参加した感想
サイエンチア・クリニカル・リサーチを経由してよかったと思う一番の理由は日本語で全てが完結する、ということです。
メールのやり取りから入院中に至るまで、全て日本語で対応してもらえます。
異国の地で臨床試験に参加する、というのだけでもかなり不安だと思うので、日本語対応はとてもありがたいですよね。
入院中はとにかく採血されるのがしんどかったですが、それ以外はとても快適に過ごすことができました。
もちろん、採血をするナースや診断をしてくれる人は現地の方なので、英語を使いたい方はそこでどんどん英語を使うことも可能です。
オーストラリアで臨床研究ボランティア(治験)に参加する際の注意点とリスク
オーストラリアで臨床研究ボランティアに参加する際の注意点としては、まず試験の概要をよく理解し、試験に自分が適しているかどうかを確認することが重要です。
また、試験の期間中は厳密なスケジュールを守る必要がありますので、参加する前に自分のスケジュールとの調整を行っておくことが必要です。
リスクがないわけではありません。すべては事前に送られてくる資料に記載されていますので、読み飛ばさずにしっかり読みましょう。
また、臨床研究ボランティアのみで生計を立てるのは難しいと思った方がいいです。
私が参加したボランティアの報酬は$2,500でした。
その報酬を受け取れるのは、入院後すべての通院を完了した後です。
大体2か月ほどかかりました。
そして、次の治験にすぐ参加しようとしても、他の治験に60日以内に参加していた場合は新たな治験に参加することができない場合があります。
そもそも日本人を対象とした臨床研究ボランティアがあるとも限りません。
そう考えると、治験参加から次の治験まで約4か月を$2,500のみで生活するのは現実的ではありません。
結論: 臨床研究ボランティアが適している人と適していない人
臨床研究ボランティアに適している人は
- リスクを理解し、それでもやりたいと思える人
- 報酬以外にも収入源がある人
- スケジュールを確保できる人
- 血を抜かれることに抵抗が無い人
逆に以下に当てはまる人は参加を止めておいた方がいいかもしれません。
- 臨床研究ボランティアのみで生活しようとしている人
- 健康に不安がある人
英語に自信がなくて参加をあきらめている人は、私が利用したサイエンチア・クリニカル・リサーチを利用すれば、そのような不安を抱える必要はないと思います。
なるほど、確かに報酬は大きいですが、当然リスクもあるんですね・・・・。
せっかく海外にいるのに病院に入院したり通院したりするのもなんだかもったいない気もしますね・・・。
そうなんです。ですので、自分の留学計画やワーホリ計画と相談し、また、研究内容を確認ししっかり納得した上で参加することをお勧めします。