be動詞の疑問文は、主語とbe動詞を入れ替える。ですよね?
だから一般動詞の疑問文もYou play soccer. を Play you soccer?にしたら間違いと言われました。
おしい!
一般動詞の疑問文や否定文で欠かせないのは、助動詞の”do”です。
そいつを中心に話していきましょう。
助動詞”do”
教科書や参考書で一般動詞の否定文や疑問文について説明している場所を読むと、この”do”が突然出てきますよね。
しかもたいていの場合、ほとんど詳しい説明はありません。
〈I do karate〉という風に、一般動詞としても出てくるので、さらに混乱しますよね。
そうなんですよ。”do”っていったい何者なんですか?
“do”には助動詞と一般動詞、二つの顔があります。今回はその助動詞としての”do”について説明します。
助動詞doには大きく2つの役割があります。
- 強調に用いる
- I do love you. (私はあなたをすごく愛している。)
- 疑問文・否定文を作るのに用いる
- Do you like sushi?(あなたは寿司が好きですか?)
- You don’t know him.(あなたは彼のことを知らない。)
助動詞doの変化
助動詞doは主語が三人称単数現在形の時、そして、過去の話の時に形を変えます。
人称 | 主語 | 現在の場合 | 過去の場合 |
1人称 | I | do | did |
2人称 | you | do | did |
3人称 | he she it | does | did |
三単現の場合はdoes,過去形はdid、そのほかは全部doです。
助動詞doを置く場所
助動詞を置く場所は原則、一般動詞の直前です。
否定文の場合、助動詞の後にnotが入ります。
疑問文の場合、主語と助動詞の場所が入れ替わります。
(1)強調に用いる場合
例文 | 意味 |
I do want to go to the restaurant. | わたしはそのレストランにぜひ行きたい。 |
My girlfriend does know me. | 私の彼女は僕のことをよくわかっている。 |
He did enjoy soccer yesterday. | 彼は昨日のサッカーをすごく楽しんだ。 |
強調したいからdoを一般動詞の直前に入れる、という考え方ではなく、普段は隠れている助動詞doですが、強調する、となると顔を出す。そんなイメージを持っておくといいかもしれません。
もう一つのポイントは、助動詞doが顔を出す場合、動詞の変化はすべて助動詞doが請け負うということです。
My girlfriend does knows me.とはなりませんし、 He did enjoyed soccer yesterday.ともなりません。
(2)否定に用いる場合
例文 | 意味 |
I don’t want to go to the restaurant. | わたしはそのレストランに行きたくない。 |
She doesn’t know me. | 私の彼女は僕のことをよくわかっていない。 |
He didn’t enjoy soccer yesterday. | 彼は昨日のサッカーを楽しむことができなかった。 |
否定文に用いる場合の語順は、
主語+do+not+一般動詞 です。
三単現の場合はdoes not 過去形の場合はdid notとなり、こちらも変化は助動詞doが請け負います。
それぞれ、don’t、doesn’t、didn’tと省略することができます。
(3)疑問に用いる場合
例文 | 意味 |
Do I want to go to the restaurant? | 私はそのレストランに行きたいのか? |
Does my girlfriend know me? | 彼女は僕のことを知っているのか? |
Did he enjoy soccer yesterday? | 彼は昨日サッカーを楽しめたのかな? |
疑問文に用いる場合のステップはこういう風に考えるといいかもしれません。
![](https://i0.wp.com/simplenglish.blog/wp-content/uploads/2022/12/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588-53-1024x552.png?resize=800%2C431&ssl=1)
なるほど、こういう風に考えると、主語とbe動詞を入れ替えて疑問文を作るbe動詞と、主語と助動詞doを入れ替える一般動詞は、同じ動きをしてますね。
そうなんです。こういう風に覚えると次助動詞canとかが出てきたときに便利ですよ。
まとめ
一般動詞の否定文や疑問文にでてくる”do”の正体は助動詞。
普段の一般動詞の文を強調したい場合、普段隠れている”do”が出てくる。
置く場所は原則一般動詞の直前。
否定文の場合はdo notの順番。
疑問文の場合は主語とdoが入れ替わる。
三単現や過去の場合、doesやdidのように形を変える。