うーん・・・

どうしたんですか?

英作文をしていて、usuallyをどこにいれようか迷ってるんです。
I usually go to school on Sundays.なのかI go to school on Sundays usually.なのか・・・。
usually とか、nowとか、oftenとか、ああいうのってどこに入れたらいいんですか?

この場合どちらもあり得ます。

どちらもあり得る?
英語は決められた場所に、決められた品詞を置く言語じゃないんですか?
ジグソーパズルみたいだって言ってたじゃないですか!

基本はその通りです。けど、すべてのものには例外がつきものです。
そして、usuallyなどの副詞は結構色んな所におけるんですよ。
今日はそんな自由人「副詞」について説明していきましょう。

副詞とは

副詞とは、名詞以外を修飾する語です。

名詞以外とは、「動詞」や「形容詞」、「文全体」などです。

とにかく名詞以外を修飾する語は全て副詞だと思ってください。

ここでおさらいです。
修飾をする、とはつまり、フレーズの意味をより詳細に説明する、ということです。
例えば名詞を修飾する形容詞も、そんな役割を果たしています。
He has a girlfriend.
He has a cute girlfrend.
上と下の文を見比べたとき、上の文の”girlfriend”はどんな彼女を頭に思い浮かべましたか?
クール系?キュート系?どんな彼女なのか、これだけではわからないですよね。
一方下の文の場合、girlfriendはcuteという形容詞で修飾されています。
ですので、この彼女は間違いなく可愛い系の女性ということになります。

このように、修飾するというのは、より詳細に説明(意味を限定)する、ということです。

そして、副詞による修飾も同じようことが起きています

どんな副詞があるのか

副詞が表す情報は主に以下の通りです。

The room was filling quickly.【様態】どのように埋まっていくのかを表している。
I had a terrible dream last night.【時】いつ悪夢を見たのかを表している。
We’ll have the party outside.【場所】どこでパーティーをするのかを表している。
We are very lucky.【程度】どの程度ラッキーなのかを表している。
That dog always barks at night.【頻度】どのくらいの頻度で吠えるのかを表している。
Luckily, the damage was not serious.【文修飾】文全体としてその出来事がどのくらいラッキーだったのかを表している。

細かく見ると他にも、接続詞の役割をする副詞や、名詞を修飾する副詞(ほんとに特殊なパターン)、形容詞句や副詞句を修飾する副詞など、さまざまありますが、臨機応変に対応していきましょう。

なるほど、色んなことを詳しく説明できるんですね。副詞って便利ですね。
ただ、やっぱり文中にあったり、文頭にあったり、文末にあったり、いろんなところにあるんですね。
法則とかあるんですか?

ある程度あります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

様態を表す副詞

(1)様態を表す副詞

hard(一生懸命に)、well(上手に)、などのほかに carefully(注意深く), slowly(ゆっくり)などがあります。

どんなふうに物事が起こったのか、あるいは、どのような状態であるのかを表します。

(2)様態を表す副詞の位置

動詞の前か後、目的語や補語を伴う場合はその後か、動詞の前に置きます。

  • She suddenly came into my room.
  • He asked softly.
  • I can swim well.
  • He chose his words carefully.

基本色んな場所に置けます。
ただし、動詞と目的語の間に置くことはできません。
そこだけ注意しましょう。
She quickly made delicious food. (正しい)
She made delicious food quickly. (正しい)
She made quickly delicious food. (間違い)

時を表す副詞

(1)時を表す副詞

now(今)、then(その時)、today(今日)、tonight(今夜)、yesterday(昨日)、already(もう)など、その動作がなされたり、そういう状態なのは「いつのこと」なのかを示します。

(2)時を表す副詞の位置

一般的に、文末に置かれます

  • I was very busy yesterday.
  • I have to go now.
  • He stayed at home all day.
  • I’ll call you later.
  • My grandmother has been ill for a week.

時間を強調するために文頭に置くことも可能です。

  • Yesterday I was very busy.
  • Now I have to go.

already, just, still などは、一般動詞の前助動詞・be動詞の後に置かれることが多いです。

  • I already made plans.
  • It is already 2 o’clock.
  • I just crashed your car.
  • The ground was still wet.
  • I can still work for a long time.

場所を表す副詞

(1)場所を表す副詞

here(ここに)、there(そこに)、away(離れたところへ)、upstairs(階上へ)など。

どこで、どこへ、どこにいるのか、あるのか、など場所の情報を示します。

(2)場所を表す副詞の位置

動詞の後が多いです。もしくは文の最後でもOKです。

  • I searched everywhere for the book.
  • I will be back within an hour.
  • You have to go there.
  • Do you know your way home from here?

頻度を表す副詞

(1)程度を表す副詞

annually, daily, weekly など一定の頻度を表すものや、always、often、sometimesなど不定の頻度を表すものがあります。

(2)程度を表す副詞の位置

一定の程度を表すものは基本的に文末に置きます

  • We get paid weekly.
  • Many people visit there annually.

不定の頻度を表すものは一般動詞の前、助動詞・be動詞の後、文の最初もしくは最後に使うことが多いです。

  • He often drinks wine too much.
  • He is always polite to everyone.
  • This problem can usually be resolved by her.
  • Sometimes I worry about the future.
  • Life seems so unfair sometimes.

程度を表す副詞

(1)程度を表す副詞

absolutely(完全に)、quite(かなり)、slightly(わずかに)、hardly(ほとんど・・・ない)、very(非常に)、enough(十分に)、almost(ほとんど)、など動詞や形容詞、副詞などを修飾して、その程度を表します。

(2)程度を表す副詞の位置

修飾する形容詞、副詞や動詞の前に置かれることが多いです。

  • He made it absolutely clear.
  • I was very happy.
  • I can hardly imagine.
  • I’ll be away for almost two weeks.

文全体を修飾する副詞

(1)文全体を修飾する副詞

文から独立して、その文全体を修飾する副詞です。

(2)文全体を修飾する副詞の位置

文頭に置くことが多いです。文中や文末におくこともあります

どの場合であっても、カンマをつけてほかの文と区切るのが普通です。

  • Obviously, we don’t want to spend too much money.
  • Fortunately, no one was seriously hurt.
  • Strictly speaking, spiders are not insects.

まとめ

副詞はある程度自由に色んな所に置くことができます。
基本的には、何についてより詳しく説明したいか、によってどこに置くかを考えればいいでしょう。
その動詞をより詳しく説明したいのならそのすぐ後か前、文全体を詳しく説明したいのなら文頭か文末。
あまり難しく考えすぎずに、自由に使ってみてください。

わかりました。
全部のルールを覚えるのには時間がかかりそうなので、自分の感覚を信じて使ってみます!